2005-01-01から1年間の記事一覧

コードの共同所有

XPのプラクティスにコードの共同所有がある。誰が開発したソースでも、ソースは修正してよい、と言うルールだ。たとえば、自分が開発したソースに不具合があり、それを直すと他に影響が出る場合など、自分が開発したもの以外も直してよいのだ。昨日、受入れ…

全日本フィギュア選手権で思うこと

土曜日、日曜日と我が家では全日本フィギュア選手権をテレビで真剣に観戦していた。今回はまれに見る激戦で見ているほうもとても感動した。 選手たちは最もプレッシャーがかかる場面でほとんどミスも無く、それぞれが滑り終えた後、ほとんどの選手が満足の行…

ムダな学習

システム開発現場にいると、スキルアップのためにたくさんの学習をしなければならない。オブジェクト指向、モデリング、UML、ツールやアプリの使い方、もうありすぎて何から手をつけてよいかわからないような状況だ。もちろん、自分が参加しているプロジェク…

誉める功罪

以前から、「誉める」をキーワードにいろいろ考えてきたが、「誉める」って本当に良いことか考えてみたい。単に良いことをしたら、「誉める」ということは「誉める」側にしたらそういう謙虚な気持ちを持つことは大事だと思う。しかし、誉められる側の気持ち…

リーダは馬鹿であれ

今週、リーダが風邪でお休みしていた。リーダがいなくてもプロジェクトは回っているが、何か雰囲気が違う。何が違うのか。 ムダ話が少ない。 笑顔が少ない。 作業自体は進んでいる。特に、ここ数日で今までのがんばりが実ってきたようで、やっと予定通りの進…

学習の意欲

前回の日記で、「6つの価値」と書いたが、どうやらこれは「学習モデルの二要因モデル」というもので、「学ぶ意欲の心理学」(著:市川伸一)という書籍で紹介されたモデルのことのようだ。これは、どのような動機付けにより学習をするか、という尺度のようで、…

プロとして

プロのバレエダンサーで世界的に有名なK氏のドキュメントをTVでみた。その中で、「プロなんだからプロ意識を持て!」みたいなことを言っていた。 日本のバレエ界は世界から見るとまだあまり高いレベルにあるわけではなく、ダンサーたちの意識やその組織運営…

朝会はリズム

私は、朝会とよばれるミーティングをここ数年続けている。朝会とは、 全員が毎日決まった時間に行うミーティング やることは以下だけ 前回の作業内容の報告 今回作業する予定の報告 問題と思っていることを伝える こういうものである。もともとは、日次スク…

プロトタイプ

@itにRubyでプロトタイピングをする記事が出ていた。 http://www.atmarkit.co.jp/farc/rensai2/proto01/proto01a.html主張としては、 繰り返し型開発で実装を使いまわすのではなく、プロトタイプで作ったら、そえを捨てしてしまおう。 というもの。なるほど…

データの丸めはどこで行うか

たとえばServlet+JSPの開発だとして、数値の丸めなどはどこで行うのが正しいのだろうか。ここで言う丸目めとは、DBに保存されている小数桁が5桁でも、画面には3桁しか表示しない、などという場合だ。つまり、DB上は1.50001でも画面上は1.500で表示したい、と…

ベテランエンジニアの悩み

システム開発現場では、技術の進歩についていくことのできない、ベテランエンジニアが多いのではないだろうか。私もその一人だ。若手エンジニアと業務を続けていると、日々、落ち込むことばかりだ。 若手:「XXXはどうしますか?StrutsだとYYYなので、ZZZし…

メンバとの対決

最近、若手のプログラマが結構厳しく当たってくる。私はいつの間にか、このプロジェクトのアーキテクトになっていたようで、プログラミングの問合せが集中するようになってきた。特に、その若手は、冷静でスキルも高く結構手厳しい。 若手:「XXXというクラ…

保険

システム開発の工数見積もりを行う場合、たいてい「保険」を入れることがある。ほとんどのプロジェクトの場合、思ったより工数がかかってしまうので、「保険」の意味で工数を割り増しして見積もりを提示しているのだ。私も自分が見積もる際には、ある程度は…

規律を求める

実装を進めていると、チームメンバ間で細かな価値観の違いにとまどうことがある。どこまで規律で管理し、統一性を作りこむか、の価値観をあわせておくことができると、プロジェクトの成功に近づける。最近、以下のような提案を受けた。 若手:「JSP化する元…

不満のパワー

新しいプロジェクトに入り、1ヶ月が過ぎようとしている。今回のプロジェクトでは、プログラマとして参加しているが、徐々にメンバが増えるにつれ、プログラミングリーダのような存在になりつつある。プログラミング担当は人数も少なく期間も短く、分析設計チ…

議事録マインドマップ

議事録でマインドマップを書くことを考えている。 確かに、自分はマインドマップで議事録を書いていたが、議事録に有効か?は疑問である。単なる自分のメモとして書いていただけだ。ホワイトボードにマインドマップを書いて、その写真を議事録にはる、なんて…

ほめると叱る

昨日、阪神優勝の軌跡のような特集番組を見た。その中のエピソードで今岡選手のバント失敗の話が出ていた。内容はこうだ。 今岡選手は阪神の5番を任されていた。 ランナー1塁の場面で、今岡選手は自分の判断で送りバントをした。 結果はダブルプレー。 岡田…

対立関係

昨日、クラス設計方針にたいし、新しいモデルを提案した。今回のシステムはStrutsのようなフレーム上での開発なのだが、Actionクラスからかならず、DIを使用して、ビジネスロジックを呼び出さなければいけない、と言う規約があったので、それに対し、規約は…

誉めること

「誉める」や「ポジティブ」が良いとされているが、それらを実践するにはどうしたらよいのだろう。なんとか相手の良いところを見つけ、大げさに誉めればよいのだろうか。いいや、こころから相手を尊敬しなければそれはできない。特にベテランになると、いろ…

誉めるか叱るか

プロジェクトを進めていく上で、最近の流行は「誉める」て「ポジティブ」に進めるべきだ、という考えが大勢をしめている。確かに弱ったチーム、ネガティブになり進むべき道を失っているチームには有効だろう。しかし、それだけで良いのだろうか。先日、西武…

新しい作業

先週木曜から、新しい客先で作業を開始した。転職してからは新規顧客の開拓が主な役割だったため、それなりに苦しい状況で作業してきた。今回は、新規案件が無かったようで、すでに自社メンバがたくさん作業し、実績をつんでいた客先なので、すでに信頼関係…

相談をするときは

友人と知り合いのバーに行った。一緒に行った友人もシステム屋なので、いろいろ話はできる。彼もドキュメントでは苦しめられたそうだが、私のプロジェクトのような深刻な状況ではないようだ。どちらかというと、彼はドキュメント作成プロジェクトのようで、…

チームの悪口って

いろいろつらかったプロジェクトだが、やっと終了して、次のプロジェクトに入ることになった。しかし、ふと冷静に考えると、自分のとっていた行動って本当に良かったのかな、と思うときがある。プロジェクト内部では、自分は最善を尽くしてきた。サブリーダ…

引継ぎ

退場が決まったプロジェクトだが、本日引き継ぎのため、2時間だけ作業場所に出社した。メンバの出社に気づくと私は「おはようございます。」だけは言うのだが、他の人は本日は誰も挨拶してくれなかった。確かに業務に挨拶は不要、とも言えるが、作業するのは…

社内システム化

IT系の会社に勤めているが、社内システムの導入については、不思議な現象が起きることがあるようだ。以前勤めていた会社でも今勤めている会社でも社内システムが必要になると、部署の責任者などが社外に発注し、高価なパッケージを導入するケースが多いよう…

ついにプロジェクトから退場

いろいろ悩まされてきたプロジェクトだったが、今日づけで退場が今日決まった。今までいろいろな現場で作業してきたが、いきなり「今日で終わりです。帰ってください。」と言われたのは初めてだ。営業の現場では、今週頭で退場する予定ではあったが、現場か…

直すべき点

上司と飲んだ。最近、つらいことが多かったので愚痴を言わせてもらったが、自分の悪い点を指摘してもらった。 目を見て話すこと。 きつい口調で話さないこと。 しゃべりすぎないこと。 これが私の改善点らしい。 目を見て話す 人の目を見て話す、というのは…

次の仕事

今回の仕事はやっと終わりを迎えそうである。顧客から「プロジェクト経費削減」のため、単価の高い私の作業を減らす方向で調整が済んだようである。顧客は「経費」という言葉で角が立たないようにしているが、はっきり言えば、「必要ないので帰ってください…

Wikiを使った議事録

最近、Wikiを使用して議事録を書くことが多い。通常議事録は、以下の流れを取るのが理想だ。 書記を決める。 会議後、書記は作成した議事録の暫定版を出席者全員に渡す。 出席者全員は、暫定の議事録を確認し、修正箇所や問題点を書記に伝える。 書記は参加…

プログラマ35歳定年説

プログラマ35歳定年説というのは、私がこの業界に入ったときにも言われていた。新しい技術を取得し、プログラミングをするには、若手で無いとついていけない、という意味であるが、最近の傾向はプログラマに限らず、ITエンジニア40歳定年ではないだろうか。…