学習の意欲

前回の日記で、「6つの価値」と書いたが、どうやらこれは「学習モデルの二要因モデル」というもので、「学ぶ意欲の心理学」(著:市川伸一)という書籍で紹介されたモデルのことのようだ。

これは、どのような動機付けにより学習をするか、という尺度のようで、個人個人で異なった特性があると言うことのようだ。

内容を簡単に抜粋してみる。(以下、「学ぶ意欲の心理学」(著:市川伸一)より抜粋)

  • 充実志向
    • 学習自体が楽しい
  • 訓練志向
    • 知力をきたえるため
  • 実用志向
    • 仕事や生活に生かす
  • 関係志向
    • 他者につられて
  • 自尊志向
    • プライドや競争心から
  • 報酬志向
    • 報酬を得る手段として

なるほど。分析してみるといろいろな尺度があるものだ。これは主に学習意欲というテーマで分析した内容だと思うが、業務でも同じことがいえるだろう。

特にリームリーダの立場にいる人は、プロジェクトメンバがどのような志向が強いのかをある程度知り、適切にさまざまな状況で対処していかなければいけないだろう。

今まで、「ほめる」というキーワードで何度か日記を書いていたが、報酬志向が強い相手に対しては効果があるかもしれないが、実用志向や充実志向の相手にはあまり効果が無い気がする。自分自身、誉められる、ということ自体が好きではないので、自分は「報酬志向」が弱い、と言うことなのかもしれない。