責任 :-|

非常に厳しいプロジェクトだったが、やっとぎりぎりではあるが、最低限の品質にたどり着けた感じがする。若干、「この程度は滅多におきないから、まあいいだろう。」という甘えもあったが、それらもかなり対応した。まあ、受入できるはずのレベルになってきた。

しかし、持ち出しでの作業もかなり長くなってしまった。自分にとっては、もともとの納品日にこのプロジェクトに参加したので、すでに作りこまれたヒドイ設計と実装が出来上がってしまていたのだ。なので、自分にはあまり責任はない、と感じていた。ただ、これだけ長い期間がかかると、少し自分にも責任があったように思う。もっと、有効なやり方があったのではないか、と。

実際、知れば知るほどアプリケーションはよくない。一部、非常にすばらしい部分もあるのだが、それらは5年以上前に作られた部分で、ここ3,4年に作られた部分は問題が多い。(もともとの部分はJ2EEサーバを自作し、その上で動く独自フレームワークとアプリで構成されていた、というすばらしいレベルのものだった。)

最近やっとまともに動くようになってきているが、許せる最低限のレベルでしかない。通常は、さらに時間をかければ品質も上げられるのだが、これだけ問題が多いともう、修正する手段が無いぐらいだ(時間がかかりすぎ、現実的ではない。)。最近感じるのは、「4月時点で作り直しを決定すればよかった。」ということだ。作り直せば、もう少し高い品質にすることができただろう。

4月時点でそこまで見抜けていれば...。今更言っても仕方が無いが、悔やまれる。やはり、そこまで望まれたら酷かもしれないと思う反面、もう少しきちんと分析し、方針を検討すればよかったとも思う。

「目に見えている障害を直せば、納品できる」とばかり考えていたので、分析がおろそかだった。