社長 :-)

昨日、社長と話す機会があった。その時に、こんな会話があった。

  • 社長:「実は以前、君に教えられたことがあるんだ。」
  • 私:「なんでしょうか。」
  • 社長:「私は、社員もまともに扱えないくせに、パートナーを扱えるはずが無い、と思っていた。だから、パートナーは全体の25%程度が適正だ、と思っていた。それを君は、『社員だとかパートナーだとか、そういう垣根を作った考えをしない。同じチームのメンバだ。だからパートナーが何人いても変わらない。』と教えてくれたよね。私ははっとしたよ。」

そういえば、数ヶ月前に社長とそんな話をしたことを思い出した。自分の嘘偽らざる気持ちだが、社長のような考えのほうが一般的だし、経営者としては当然なのかもしれない。しかし、社長は私の言葉に耳を傾け、自分の考えと照らし合わせ、自分が間違えていた、とまで言ってくれた。

社長はすでに還暦を越え、しかも中堅のシステム会社を30年近くも経営してきている成功者だ。そういう方が、「君に教えられたよ。」とは、なかなか言えないと思う。ましてや、チーム論のような部分で他人の意見を聞いて、自分の意見が間違えていた、とまで言うのだから。

やはり会社はトップの思想をよく反映していると思う。私は、今の会社がとても好きだ。人とのつながりを重視し、少数精鋭を理念とし、会社と社員の幸福をリンクさせることが目的、といっているのが今の会社だ。

この会社に入社できて本当によかった、と思えた瞬間だった。