良いリーダ :-<

どういうリーダがが良いリーダなのだろうか。今求められているのは、以下のようなリーダだ。

  • 自分のチームの成果にのみ責任を持つ

つまり、複数のチームがひとつのシステムを構築する場合でも、割り当て作業のみをキチンとこなすこと、こういうリーダが求められているのだ。悪い言い方をすれば、他のチームが進捗遅れや品質問題があっても、サポートはせず、自分のチームの品質を上げることのみを目指す、と言うわけだ。もっと悪い言い方をすれば、システムが稼動しなくても、自分のチームの責任を果たしていればよい、と言うことになるのだ。

これは、自分の所属会社からは当然言われるが、発注元からも言われるのは少し驚きだった。まあ、他チームのサポートをしたために、自分のチームの担当分に問題が出てしまっては本末転倒である、と言うことだろう。しかし、これもケースバイケースであろう。実際、やることもなく、数ヶ月も「ドキュメントを書いています。」というチームもいるようだ。私のチームもテストが実行されるのを待ちながら、細かな問題やテストツールの充実などを図っている状況だ。それでよいのだろうか。

青臭いかもしれないが、チームの枠を超え、全員で協力しあわなければいけない。

こういう「自チームの利益のみ」を考えていると、他チームとの調整が難しくなる。

  • それは、そちらの仕様変更ですね。
  • どこに、その仕様が書いてあるのですか?
  • この障害は、そちらで障害対応表を書いて、対応してください。

こんなやりとりがいつもなされている。誰が言ったとしても、どこに問題があっても、責任を追及するのではなく、システムの稼動にのみ向けて進まなければいけないのに。

自分のチームの責任のみを考えるあまり、横の連携に問題が出てしまうのだ。全員で協力するという意識を持つためにも、自チームの責任のみを考えるべきでは無い気がする。