なんでこんなに頑張らなければいけないのだろう。 :-)

最近、どうしてこんなに頑張るのか、を考えている。

  • プロジェクトは危機的状況だが、作業請負契約なので自社としては問題ない。(超過分割り増しも会社間ではある。)
  • 自分は超過勤務手当てはもらえない。(会社間でも、会社と個人の間でも自分だけは特別で無い。もともとの単価が高いから、という理由だ。)

こういう状況なら、普通は以下のようにいうのではないだろうか。

  • 「できる限りは頑張りますよ。でも、あまり無茶はやれません。もともとそちらの作業指示により作業していたので、私たちには責任はありませんから。」

私としては、そうは言っても請け負いもとの社員が頑張っているのなら、私もそれと同等ぐらいは頑張ろうと思って作業してきた。しかし、請負ものと方々の作業状況を見ていると気になることも多い。

  • 他人に対して厳しく、自分に対して甘い人が多いように見える。

これは不信の表れで、よくない兆候だが、そういうように見える。私がちょっとしたオペレーションミスをしたときには、かなりプロジェクト全体が私を非難しているようで、メールでのやりとりが非常に厳しいものだった。で、対策として

  • 作業時間を増やす。

という対策案を出したところ、マネージャがいたく気に入っていた。私はイヤミのつもりで書いたのだが、それが気に入られてしまうとは悲しい話だ。

で、毎日夜遅くまで、また休日も出勤して作業をしている。おそらく、周りのチーム内では残業王だろう。ミスをしたのだから当然だろう、ということだろうか。しかし、私よりたくさんの人が多くのミスをしている。(私はミスは許容したい。当然対策は必要としても、ミスがなくなるというのは所詮まぼろしであろう。)
そして請負もとのメンバより、単価請負の私の方が残業を多くする、って変なんじゃないだろうか、と感じるのである。実はこういうケースは今までもよくあったが、仕方ないな、ぐらいにしか思っていなかった。で、ここまで考えて、ふと気が付いた。

  • チームでひとつの成果を目指す

いつもこういうことを言っていた。それなのに、「作業請負だから」なんていう言い訳をして逃げ腰になっていた自分がそこにいたのだ。会社の利益を守る、という意味ではたいていの場合、超過勤務をすると、社員への手当てを増やさなければいけないので、難しいのだが、今回は請け負い元もそれは会社間では支払ってくれている。ならば、本当にチームで成功を目指すのなら、立場がどうであろうと、今のような危機的状況を作ったのは自分にも責任があるのではないだろうか、ということだ。

作業を受ける立場で入って、提案も改善も提示してきたかもしれないが、それが功を奏していないのなら、それはやはり私にも責任の一端がある。他人に責任を転嫁するのは簡単だ。「だから言ったでしょ。」と後で言っても何にもならない。そのときに適切に説得できなかったのなら、その責任は聞かないほうにもあるが、自分にもあるのだ。

  • すべての責任はチームメンバ全員にある

こういうことだ。たとえ、立場が違おうとも、契約が一括であろうが単価であろうが、頭の固い上司が悪かろうがすべてはチーム全員の責任なのだ。他人に厳しく、自分に甘いメンバがいようと、それでプロジェクトがうまくいかないのなら、その責任はその人だけではなく、全員になるのだ。そういう人がいた場合、どうするかを考え、対処をしよい方向に持っていかなければいけないのだ。そこがプロジェクトにクリティカルにヒットするなら、なんとしても対応しなければいけないのだ。

チームで作業するということはとても大変なことなんだ。自分に言い訳をして他人を非難しようとしていた自分がそこにいた。他人に厳しく自分に甘いのは自分自身だったのかもしれない。