能動(-_-)

チームで作業をするときに大事なのは、「能動」という姿勢だと思う。つまり、タスクカードに自分からサインアップする、というような行動に見て取れる。しかしプロジェクトでチームを組んでいると受動的な人や態度によくあう。

  • 自分の本日の作業は何でしょうか。何をしたらよいですか。

もちろん、プロジェクトにおける優先度がよくわからないから、よく知っているリーダなどに相談している、ということになるのだろう。よくわかる。もちろん理想は同じ価値観を持ち、同じ優先度をみんながわかっていればよいのだが、それはすぐには無理。だからこういう状況はあるのは致し方ない。

しかし、気になるのは事細かに作業指示を出されたほうがうれしい、という人がいることだ。一つ一つ細かなレベルまで「作業指示」を出し、指示通りに動く。これに喜びを感じ、一生懸命努力し達成感を味わっている人がいる。確かに、指示をもらい指示通りに動き、さらにその中に自分の独自性をほんの少しでも入れられれば結構うれしいものだ。しかし、逆に細かくすべてを指示してもらえなければ動けない、という状況になっているように思える。

タスクカードにはそこまで細かくは書いていない。そういう場合やはり、不安になるようだ。

  • これであっているのかな。
  • どうやってやるんだろう。
  • 基準はどのくらいなのかな。
  • 具体的な方法を考えなきゃ。

たとえタスクカードであっても1日や2日分の作業内容がたった数文字に収まってしまっているのだから、当然といえば当然かもしれない。しかし、この気持ちをもてあましてしまい、楽しくなくなってしまう人がいるのは事実なのではないだろうか。だから細かく一つ一つ指示してもらいたくなり、そういう流れから自分ではあまり能動的に考えなくなってしまうのではないだろうか。

こういう受動的な人に細かく指示を与えると、本人はうれしいだろうしモチベーションもあがるだろう。しかし、そのままで本当に楽しむことが将来もできるのだろうか。苦しみがあるから楽しみがある。そう考えれば、上記のような不安の中で作業し、達成することのほうが楽しみが増えるのではないだろうか。

細かな指示に従うだけしかしてはいけない作業場所の場合、それはその中で自分で楽しみを見つけるしかないのだが、能動的に動くことを許容してくれるプロジェクトの場合、不安であろうとも能動的に考え動いていきたいものだ。不安なら、不安な内容を問い合わせたり相談したりすればよいのだ。(ここ大事。勝手な方向へ行く場合もあるので細かく相談したほうがよい。できない場合、朝会で拾うのだ。)

楽しんで作業するためには、もうひとつ足を踏み出し、能動姿勢を身に着けるよう心がけたいものだ。