いやな人(-_-)

テレビではトリノ五輪の話が何度も出てくる。選手たちのインタビューを聞いているといろいろ感じるものがある。

  • 楽しんでやりたい。
  • がんばったんですけどダメでした。いい経験しました。
  • 自分のミスです。
  • 思い切りやります。

いろいろある。直接的な目標(メダル獲得)をいう人もいれば、気にしないで普段どおりで、などという人もいる。楽しみたいとも。で、そういう人たちを見て自分は、「やっぱり結果を求めてはいけないよ。」とか「以前は楽しそうに滑っていたのに、今はつまらなそうだよね。これじゃダメだよ。」なんていろいろ解説していた。最近、プロジェクトやチームのモチベーションやコミュニケーションについて考えることが多いので、こういう人たちの意見も結構分析すると役に立つし、自分はそういうことがほかの人より見えているんじゃないかな、なんて気がしていた。

「最近、いやなやつだよ。なんかいつもえらそうにコメントしているよ。」

はっとした。家内から言われ、そういえば少し自分が賢くなったような、ほかの人より上にいるようなそんな気持ちをもっていた。

もしかしたら「説教オヤジ」になっていたんじゃなかろうか。家庭内ではまだいいが、プロジェクトではどうだっただろう。ああ、えらそうなことを言っていたなぁ。また、自分の意見ばかり最近通っていたようにも思う。これって相手側に遠慮されていたんじゃなかろうか。「オヤジ、また説教が始まったよ。まあ、どうでもうよいことだから、オヤジの言うこと聞いておくか」ってな風に思わせていたんじゃなかろうか。

自分の意見を言うことはよいことだが、意見を押し通しすぎたり、意見を押し通すために、自分が賢くえらい、ということをかもし出してはいけない。あくまで謙虚に素直に相手を尊重していかなければならない。

事実、押しが強すぎるあまり、相手の意見を聞くことができていな駆ったんじゃないかと思う。というか相手にしゃべらせるスキを見せ無すぎていたんじゃないだろうか。