仕事が無いのに忙しい

保守案件のリーダではあるのだが、今回の保守案件は工数が足りなく、ほぼメンバ一人で対応してもらうことになった。なので、自分はリーダではあるが、未アサインという状況だ。案件自体はいろいろ仕様の不整合や過去の不具合などが明らかになり、かなり厳しい状況ではあるが、なんとかオンスケを保ち、もうすぐ納品できそうだ。

不思議なのは、未アサインであり、実際にプロジェクトにダイレクトにかかわる作業にはあまりタッチしていないのだが、忙しいのだ。まあ、仕様の不整合の確認や過去の不具合のまとめ、そして顧客への問い合わせなど様々な作業が発生している。

もし、自分が本当に未アサインで、この保守案件にかかわっていなかったらどうなるのだろう、と考えてみた。

担当するメンバにもよるだろうが、不整合などには目をつぶり、やはり納品自体は問題なくできるのではないだろうか。

では、自分がいる価値は何なのだろう。おそらく、不整合を不整合としてメンバと共有したり、不具合を不具合としてチーム内で認識する、などということができるかどうかなのだろう。

そういう意味では、最近不整合や過去の不具合に対して、メンバとの会話がかなり多い気がする。もし効率だけを求め一人で作業をしてもらうと、どこかにひずみができる気がする。そういう意味では、自分がいて不整合や不具合の話をメンバとすること自体が重要な気がする。未アサインの自分にも存在価値があるということかもしれない。