見積もり :-<

見積もりでやってはいけないことをしてしまった。

  • 営業サイドからの助言(圧力?)に負け、工数を削ってしまった。

開発者としては、確実に実装可能な数値を出したつもりだが、それでは、営業的に競合他社に負けてしまう、と説得され、最終的に工数を半分近くまで削ってしまったのだ。

今回の見積もりはほぼ同じような仕様の画面を作り上げていくだけなので、最初は難しく時間がかかるかもしれないが、開発後半からは加速度がつくだろうと想定して、工数を削ってしまった。確かにその可能性はあるが、見積もり段階で、ある程度開発に慣れていることを想定して見積もり数値を上げたつもりだだったのだ。プログラムを組むのは自分なのだから、安受けあいしなければよかったが、後の祭りだ。

見積もり提示後、お客様から電話があり、「ずいぶん少ない工数なので、作業範囲があっているかを確認したい。」という電話がかかってきてしまった。うーん。

見積もりは、見積もりの根拠となる数えられるものを選び出すことが難しい。今回は以下を数える単位とした。(実際にはもう少し細かいが)

  • 画面の数
  • 画面の項目数(入力項目、出力項目別)
  • イベントの数
  • 難易度

これらに対しそれぞれ重み付け係数をつけ、乗算し、最終的に人月に換算したのだ。このやり方は、最も理解できている箇所を最終的な人月で確認し、ずれているなと感じたら、その係数を変更するだけで、すべての見積もりに変更が適用されるのでとても便利だった。

このところ、引き合い案件の見積もりをする機会が結構あった。その中で実際に受注でき開発したのは2ケース。そのどちらも、最終的には自分の見積もりにかなり近い値が出ていたように思う。もう少し自信を持つべきかも知れない。