面接 :-)
ある程度の規模のシステム開発を行う際には、パートナー企業の方と協力して作業することが多い。自分のプロジェクトでも数名パートナーの方をお願いしている。たいていの場合、リーダもしくはマネージャが一度面接をして、その人のスキルや人柄などを確認してからお願いすることが多い。通常は、プロジェクトでお願いする役割に適したスキルや経験があるか、を重視したり、コミュニケーション能力や論理的思考などを見ることが多いと思うのだが、最近は他にも気になる項目がでてきた。
スキルやコミュニケーションがよくてもシステム開発への価値がどうであるか、も加味して考えたい。つまり、わかりやすく言えば、「言われたことだけをやればよいと思っている。指示が来なければ何もしません。指示しないほうが悪いのですから。」という考えかどうかを知りたい、ということだ。これが悪いというわけではないが、こういう考えの人に、私の考えるQoELを無理に押し付けるのはちょっと無理がある。仕事は仕事として割り切り、プロジェクトの成功ではなく、個人の成果のみに関心がある人もいると思う。その人の価値観を曲げてまで自分やプロジェクトの価値観を押し付けるのは、やはりやりすぎだろう。ただ、そういう考えで参加しているのかどうかを知ることができれば、その時々に応じて適切にチームとして進むことができるはずだ。
逆に、「プロジェクトの成功のために、自分に何ができるか、を常に考えていきたいです。」という人が参加することもあるだろう。さまざまな価値観を持った人がプロジェクトに参加するのだから、それを知っておくことは重要だろう。特に面接のときに知ることができればその人がチーム内で活躍できるかどうかを判断するひとつの材料になると思う。
そこで今後は面接のときに、以下のような質問をしようと思っている。
- このシステム開発で以下の項目には興味ありますか?
- お客様のこと
- お客さんのビジネスのこと
- 作業メンバ、チームのこと
- 要求仕様、設計仕様
- アーキテクチャ、インフラ等
- 適切に作業指示を受けるべき(または与えるべき)だと考えていますか?それとも自分から作業をみつけていきたいですか?
- 作業が空きになったとき、あなたはどうしますか?
- プロジェクトに参加しているとき、何を重要視していますか?
意図はいろいろある。どんな回答が聞けるか、楽しみだ。