リーダとメンバ

IT系の仕事をしているのですが、結構ベテランです。そのためプロジェクトリーダを担当することが多かったのですが、今回のお仕事では純粋にメンバになっています。
あるプロジェクトに参加してから、1ヶ月。そのプロジェクトはすでに2年近く経過した大規模プロジェクトで、まだひとつも動くソフトウエアが存在しません。そこでの担当は当初は「テストチームリーダ」と言うことでした。ただ、私からも「システムの理解が浅い人間が、リーダをやるべきではない。」と言い続け、数日前から、ほかの人がリーダになり、自分は単なるメンバになりました。経緯はさておき、昨日の会話を再現してみます。



タスクを明確化する会議にて(以下、実話です。)
前提:リーダが代わり、作業分担が変更になった。(つまり私がリーダからはずれたということ。しかし自分はそのようにすべきと提案していたので、悔しくもなんともない。2年かけて作っているシステム開発現場に入ったばかりの人間がテスト設計を纏め上げることができるはずがないのだから。)



わたし:「まず、会議の目的を明らかにして良いですか?まずは、XXX部分の確認とその後、結果を受け、次のアクションをどうするかを明確化したいと思っています。意識はあっていますか?」


いきなりきました。


リーダ:「あなたは何をしてくれるのですか?いつも、”わからないからできない。”としかあなたは言わないので、何を頼めて何を頼めないのか、明確化しなければいけませんから。」
わたし:(何を言っているのだろう。確かに、わからないことが多いとは言ったが、私がやるとシステムの理解度が低いので、ご期待の品質が得られませんよ、と言っていたことかな。)
わたし:「それは、自分のシステムの理解度が低いのでわからないことが多い、と言っていたことですか?」
リーダ:「いや、いつも”できない”ばかり言うので、そういう人には何をさせるべきか、私が考えなければいけないですよね。」
わたし:(ちょっと戦闘するか悩む。実は、一度、この人とは戦ったことがあり、そのときは私が意見を引いている。このはなしはまたの機会にするが、そのときは不思議な理屈とひとつでもこちらに不確実な要素があると、そこをついてくる変な押しが強いので、とりあえず、戦闘しても得るものが少ないと判断した。今後の展開もふくめ、良好な関係を築き、今回の目的を達成した方が良いだろう。)
わたし:「わたしは”わからないことが多い”と言ったことはあるかもしれませが、できないことは正直にできないし、できることはやってきたつもりです。できないなら”どうしたらできるか”をそのつど検討したい、と言う意味のことは言っていますが、”できないのでやらない”とは言っていませんん。」
リーダ:「あなたからはいつも後ろ向きな発言しか出ないので、その分、こちらがやらなければいけないですよね。」
わたし:「ですから、”できない”ことを”できる”と言ったり”わからない”ことを”わかる”と言わないだけです。その都度なにがわかり何がわからないかを相談しながら、作業を進めたいのですけど、問題ありますか。」
リーダ:「本当にそうしてくれるなら、いいです。」


この会話、今思い出しても腹が立つ。私はいつも前向きすぎて、暑苦しくて人から疎まれるぐらいなのに、どこからどうやったら”後ろ向き”で”できない、わからない”しか言わないと言う解釈がでるのだろう。今思うとやっぱりキレて戦闘しても良かった気もする。

今回、はてなを申し込んだのも、やり場のないこの怒りをどこかに書きたくて申し込んだのさ。とりあえず、読んで不愉快になった人はごめんなさい。今後はいい話も少しは書きたいと思います。