「最近体調が優れないんです」 :-|

よく遅刻したり休みがちなメンバーから、こう話を切り出されたことは無いでしょうか。たいていの場合、本当に体調が悪いのではなく、そのメンバーが精神的に疲れていたり会社や業務(もしくは社会)に対して不満や不安がある場合、こういう状況になる場合が多いように思います。ではそんなとき、リーダや管理職だったらどうするべきなのでしょう。極端な例を挙げると、

  • 会社に迷惑がかかっていることを伝える。戦力にならないなら切り離す。

という考えがあると思います。ただ、人材の確保が簡単で経済も常に右肩上がりの時代にはこういう選択肢もあったのかもしれませんが、今はもう少し人材を大事にする会社や人が多いように感じます。

たいていの管理職やリーダは

  • なんとか原因を明確にし、対策をとり、メンバーが戦力になるように努力する

のではないでしょうか。では、具体的にはリーダはどうしたらよいのでしょうか。

  1. 原因を明確にするため、ヒアリングをし、原因に対する対策を考え実践してもらう。
  2. とりあえず、しばらく思い切って休んでもらう。
  3. 会社にとってそのメンバーは重要な役割を担っていることを伝え、がんばってもらう。
  4. 企業カウンセラーなどに相談する。
  5. メンバーの話を聞き共感する。

こんなところでしょうか。

さて、皆さんはどうするでしょうか。もちろんメンバーの性格にもよりますし、その他の状況にも左右されると思います。正解は無いと思いますが、自分は最も自分が苦手な行為の、「共感する」を選ぶことを忘れたくない、と思っています。「共感するだけでは何の解決にもなっていない。」という意見が聞こえそうですが、それでも「共感する」という行為の重要性を認識したいと考えているのです。理由の説明はそのうちにしたいと思いますが、おそらく、何らかの解決策を提示したりしても、一時的にはそのメンバーは回復したとしても、長期的にはまた同じ状況を繰り返してしまうケースが多いように感じます。そうならないために、深く考えなければいけないのです。

もちろん、専門家(カウンセラーなど)にまかせるのも良い案です。とにかく、簡単に「それはこうすればよい。」と言うのが最も不適切な解決策のような気がします。たとえ、それがまっとうな意見で適切な意見であってもです。



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