新年を迎えて

新しい年を迎え、ちょっと昨年を振り返ってみよう。いろいろあったなぁ。その中でも特に印象深いのは以下の二つかな。

  • 人生最悪プロジェクトの経験
  • いくつかのIT系雑誌に記事を執筆

人生最悪プロジェクトは、この日記を書くきっかけにもなったプロジェクトだ。ただ、良く考えてみると、「ITエンジニアの厄年」だったのかもしれない。そろそろ技術力が落ちはじめ、若手に突き上げられ、会社からは実績を求められる、そんな年齢で苦しんでいたように思う。ただプロジェクトや参加メンバ自体はかなり問題があったので、厄年のせいだけではなかったとは感じているが、いつかはレベルの高低はあれ、同じような内容にエンジニアは苦しむ人が多いのではないだろうか。今後は、昨年の経験をいかし、苦しんでいる人がいたら、状況を理解できる存在になりたいものだ。

ただ、サポートはあまりしないほうが良いのだろう。本当に弱っている人に対しては、その人の状況を理解してあげるだけでよいだろうし、行動は自分自身で考え動かなければ結局本人にとって解決は難しいだろうから。自分はすぐに助言したり、Actionを早急に要求してしまうところがあるので注意したいものだ。大事なのは自分が考え、自分が納得し、自分で行動することなのだと思う。人から言われたことをそのまま行動しているだけだと、結局あとでまた本人は苦しんでしまうだろう。どうしても歩み始められない人がいたら、軽く背中を押してあげることはあるかもしれないが、それも十分考えて行動したいものだ。

昨日、所属部署のミーティングがあったのだが、そこで「今年の抱負を一文字で表し、発表してください。」というお題があった。そこで私が選んだのは「自」という文字だった。これは自分が考え、自分が行動をはじめることを大事にしたいという意味で発表した。これは自分自身についてもそうだが、モチベーションが下がっている人、仕事がつまらないと思う人、落ち込んでいる人などに送りたい言葉でもあった。仕事がつまらないのは、能動的にサインアップしているのではなく、受動的にやらされているからではないだろうか。自分がやりたい仕事、自分が考えた自分がやるべき仕事、自分がやったほうが良いと思う仕事を自分から行うことが重要なのだ。自分で定めた目標に到達したとき、自分だけの喜びを感じることができるはずだ。これが充実感であり、達成感であり、質の高い人生を送ると言うことではないかと思うのだ。
もちろん、「仕事にやりたいことなんてないよ。」と言う人もいると思うが、どんな小さなことでも真剣に取り組めば新たな発見はあるし、達成感もあるはずだ。どんな小さなことでも考えながら作業をすると、新たな気づきがあるものだ。結局はその程度なのだが、でも自分自身で充実感を味わえ、時間が早く過ぎていればそれが充実している、と言うことになるのだと思う。欲張りすぎてもいけないし、否定的になりすぎてもいけない。できることから自分から行動すれば、本当に小さなことでも、誰にもまったく理解されなくても何か見えるはずだ。

で、今年はそういう「自」を意識するとして、具体的にはどの様な目標があるだろうか。うーん、いろいろあるな。

えーい、野望は大きく

「今年は本を書くぞー。」(いや、待て。それはちょっと無謀だ。)

じゃ、「本を書く準備をするぞー。」(....???)


ま、いいや。:-p