今のプロジェクトの習慣

今のプロジェクトは、ちょっと面白い雰囲気になっている。

  • 必要がなければ誰も話しかけないし、話しかけても来ない。

朝、仕事を開始するが、みんな黙々と自分の仕事を進めている。作業範囲が明確で、それらを積み上げ、ひとつのソフトウエアが出来上がるのなら良いが、やはりそれは昔の規律型開発で、今の変化が激しく、要求も多様化している現在では有効ではないやり方である。ただ、そのことに気づいていないのか、それとも自分の責任さえ果たせばよいから余計なことは言わないのか、はっきりしないが、極端にコミュニケーションはすくないプロジェクトだ。このプロジェクト以前は自分はリーダもしくはサブリーダなど必ずキーマンであり、自分の文化をプロジェクトに持ち込み、コミュニケーションは必要なことから必要ないことまで自由に活発に行う文化を取り入れてきたつもりだ。(ただ、私に話しかけてくるのは勇気が要るようだったが。)こういう静かな現場は気持ちが悪い。

また、お昼ご飯もおもしろい。以前、まだプロジェクトを改善しようと燃えていたころ「お昼を一緒に行くことは、良いコミュニケーションの一旦です。」と言ったのが、みんなの心に残っているのか、いつも6,7人の大人数で行くようになっている。しかし、

「お昼、行きませんか?」

と声をかける人がいない。われわれはお昼はずらしているので、12:30以降、と決めているが、13:00すぎても誰も動こうとしない。自分から声をかけることをためらっているように思える。はじめは毎回私が声をかけていたが、他の人からも声をかけることをしてもらいたくて、ずっと黙っていたら、13:30を過ぎても誰も動かず、我慢ゲームのようになったこともある。またお食事中も結構無言が多く、自分がネタを提供し、ほぼ7割は私が話しかけ、会話するように仕向けている。(これって疲れる。)そして、食事が終わっても誰も立とうとしない。無言で誰かが言い出すのを待っている。食事の目的も済み、無言で居続けることは私には耐えられなく、かならずいつも「よろしですか?」と切り出してしまう。(ここで、我慢ゲームでは必ず敗者になってしまう。)なぜ、自分から発声しようとしないのだろうか。