ワーカとして作業
単なるワーカになり、少しおとなしくしてみた。つまりこんな感じだ。
- 言われたことを言われたとおりにやる。大きな疑問がない限り、指示に従う。
- 気になる点や提案などは大きな効果が確実で無い場合は黙っている。
そして作業を始め2日ぐらい。作業の内容は単純なドキュメント作業。主にUML配置図をサービスの依存ごとのパターンに分けて書くというもの。作業自体の難易度は低いが、入力情報の不正確さや、このドキュメントの使用意義に不満はあるが、確実に、これが無駄になるとも思えない。作業のやり方はこうだ。
- 39パターンの配置図がほしい。
- 書き方の内部合意はとれていたが、外部との合意はとれていなかった。
- 内部だけで確認後、39パターンすべて書き終えた。
- 1パターンだけを外部の人にみてもらった。
- 書き方の方針が変更になった。
- 再度39パターンすべてを新しい書き方で修正した。
- これで丸々2日かかった。
こんな感じだ。ここで私なら、違うやり方を提示する。
- 5パターン程度抜粋して書く。
- 5パターンを外部に確認する。
- 修正依頼が来るので5パターンは修正。残りの34パターンはそれにあわせ新たに書く。
これで作業のムダを大幅に削減できる。しかし、たかが2日の作業。その削減がどれほどのインパクトがあるのか。結局、2日のムダ程度なら、サブリーダの指示に従えばよいのだ。こう考え、自分から相手に提案をせず、言われたことだけをやり始めると、意外と楽なことに気がつく。いつも改善を考え、それを押し通そうとするあまり、いつも回りともめてた気がする。時には、そういう人たちを「能力の低い馬鹿者め。能力がないならこちらの指示に従え!」という気持ちになったことすらある。
しかし、そういうやり方がよかったのだろうか。
やはり致命的な問題はなんとしてでも防がなければいけないが、致命的でないなら、「一度は提案する。提案に対し反論があればすぐに自分の案を引っ込め、相手の指示に従う。」これが大事なのではないだろうか。人間同士で協力して作業しなければいけないとき、お互いが気持ちよく作業するためには、自分の主張が正しくても曲げなくてはいけないときがあるのだろう。小さな失敗なら大丈夫。協力体制が取れていればとりかえせるはずだ。
逆にリーダになったら、メンバの意見を尊重しよう。それが致命的でない限り。